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フラワーアーキテクト 垂見圭竹 最新情報をお知らせ、
華やかな舞台での活躍から、職人としてのこだわりを
お楽しみください。

クレ・ド・ポー ボーテ 年間達成パーティーでの装花&トークショー@リッツカールトン東京

 

梅雨の中休みの青空が眩しい6月某日、

クレ・ド・ポー?ボーテ?年間達成パーティーがリッツカールトン東京で華やかに行われました。

 

???? 遡ること約2ヶ月前、資生堂様でのキックオフミーティングで

このイベントでのメイン装花とトークショーのご依頼をいただきました。

なんでも、昨年末の関西3カ所での垂見講演会を是非東京でも!

と、クレ・ド・ポー?ボーテ担当者さんの間で満場一致で決まったとか・・・。

本当に有り難い限りです。

 

今回のメイン会場はリッツカールトン東京のバンケットルーム。

年間達成パーティーに伴い3つのメインイベントが催されます。

● 資生堂トップヘア&メーキャップアーティスト大久保紀子さんによるメイクアップデモンストレーション

● 垂見圭竹トークショー「トップアーティストのおもてなしの心 美意識の高め方」

●ディナーパーティ

バンケットルームの装花には、新商品のカラーアイテムのテーマ、

「ヴェネツィア」を想起させる花の作品を、とのお話をいただき、

またトークショーでは、「トップアーティストのおもてなしの心 美意識の高め方」のテーマのもと

日頃心がけ大切にしていることや、自分を磨き高める方法などを、

クレ・ド・ポー?ボーテブランドユニット グループリーダー日比和美さんとともにお話させて頂くことになりました。

 

装花もトークショーも、壮大なお題をいただき、皆様のご期待に応えるべく

イマジネーションとクリエーションをフル回転させ、イベント当日を迎えました。

 

「ヴェネツィアの謎 水に踊る光の遊び」とのテーマのもと、

ヴェネツィアの一日を通した豊かな色彩がキーカラーとなった新商品に合わせ花でその世界感を作り上げます。

用意した花材はドウダンツツジ、スモークツリー(グリーン)、アジサイ3種(白、群青色、紫)、

クルクマ、シャクヤク4種(小島の輝、白妙、かぐや姫、サラベルナール)。

すべて旬の、この季節ならではの瑞々しく大きく美しい花材です。

 

ドウダンツツジ、スモークツリー、クルクマは、朝の太陽が低く霧が立ち込めるスモーキーな青みを帯びた運河をイメージして。

シャクヤク、アジサイは昼の空高く昇る太陽からこぼれる煌めきや、夕方から夜にかけて、水辺の明かりが優しく映り込む水面、

夕焼けから暗闇へ刻一刻と変幻する色彩美、息を呑む程の美しいグラデーションから発想を得て。

花でヴェネツィアの一日の情景を表現いたしました。

メイン会場には良い枝ぶりのドウダンツツジを大きく生けました。

窓外の豊かな植物との相乗効果も有り、とても瑞々しい印象に。

大らかに生けたドウダンツツジの手前には、大輪に咲くシャクヤクやスモークツリー、

アジサイをふんだんにあしらい、この空間に足を踏み入れた瞬間に、ここが皆さんにとっての

特別な空間であることを感じて頂けるよう、豊かな花々で演出いたしました。

ドウダンツツジは瑞々しく、白のアジサイやクルクマは透明感ある光を帯び、

シャクヤクやアジサイのキラキラと輝くような大輪の花が、華やかでエレガントで優しい印象を添え・・・

 

生け込みが完成し、まわりを見渡すとそこには、

クレ・ド・ポー?ボーテ ブランドディレクターの藤井さんを始め、

多くのスタッフさんがカメラを構えいろんな角度で花の写真を撮ってくださっていました。

「まさにクレ・ド・ポー ボーテの世界感だね、やはり花は空間を生き生きとさせる。

垂見さんの花はなくてはならない!」とトップからの嬉しいお言葉をいただき、

ようやく緊張感から解き放たれました!嬉しい瞬間です!

夜になり、照明を落とした空間に生け込んだ花が美しく浮かび上がり、

昼と夜とで表情を変えるヴェネツィアの街のように、とってもドラマティックで幻想的な印象に。

ヴェネツィアを舞台に撮影されたプロモーションビデオは、短編映画を観ているよう。

映像も音楽も・・・すべてトップアーティストによる渾身の作品です。

クレ・ド・ポー ボーテミューズのアマンダ・サイフリッドの妖艶な美しさが際立つ、ため息をつく程美しい世界感。

この映像と花とが相まって、空間全体でひとつの世界感を表現できていることに我ながら感動!

・・・この世界感、感じて頂けますでしょうか!

2日目午前に開催されたトークショーは自然光溢れる明るい空間で。

テーブルにはアジサイ、シャクヤク、アガパンサス、アスパラ、スモークツリーで

この季節の涼やかな華やかな花をあしらい、皆様をお迎えいたしました。

トークショーのテーマは「花のプロとして おもてなしの心、美意識の高め方」

クレ・ド・ポー ボーテという、資生堂の最高峰ブランドとお仕事をさせて頂くためにも、

日々自分の感性を高め、自分の心に向き合うことを大切にしています。

日常のなかでインスピレーションを受けるものや、

愛読する本や美術館・観劇・旅行など、自分を高め感性を磨くためにしていることを紹介させて頂きました。

新しい発見を自分の仕事に取り込み、お客様、生徒さんに披露し喜んで頂き、

更には皆さんのご経験やお考えを伺うことで、また新たな発見に出逢える喜び。

 

心をクリアに整える。好奇心と学ぶ心。ひとつひとつ丁寧に向き合うこと。

とてもシンプルなことですが、真摯に自身に向き合うことが成長に繋がり、豊かな心を育てると信じています。

自分のためではなく、喜んでくれるお相手の為に心を込めて尽くすこと。

日頃大切にしている仕事に向き合う時の心の持ちようです。

これは仕事だけでなく家族や友人など日常の人間関係においても同じ。

自分の為ではなく誰かの為に頑張ると、心がすがすがしくハートフルになれる。

 

花や人に素直で丁寧な心で向き合えば素晴らしい出逢いや景色が見えてきて、

そしてその経験が自分を高めてくれる。

謙虚に、感謝の心で素直に人にも花にも向き合う・・・そんな心を大切にして。

お相手をしてくださいました日比さんとも、女性として、母として、

そしてクレ・ド・ポー ボーテに携わる者として、大切にしていること、共感する部分が多く、

たくさんの刺激と学びを頂くことが出来ました。

 

一時間あまりのトークショーも、あっという間に終了。

「垂見さんのお言葉、胸に響きました!」「教えていただいた“相手を思う心持ち”明日から実践します!」

と、多くの方が垂見に駆け寄り、トークショーや装花の感想を直接お伝えくださって・・・

花を通じ新しい出会いがあり、心が通じ合うことができ感激いたしました!

 

素晴らしいイベントにお声掛けを頂けましたこと、クレ・ド・ポー ボーテの皆様、

又、ご協力頂きましたリッツカールトン東京の皆様に心より感謝を申し上げます。