KEICHIKU
TARUMI

LADAKH flower studio

News

フラワーアーキテクト 垂見圭竹 最新情報をお知らせ、
華やかな舞台での活躍から、職人としてのこだわりを
お楽しみください。

銀座三越 垂見圭竹 秋の花スペシャルインスタレーション&トークショー

リモデルグランドオープンを終えた銀座三越。

新しい銀座三越をお披露目するご招待制のナイトパーティが行われ

4階 特選婦人服フロアのメインイベントとして

「垂見圭竹 秋の花スペシャルインスタレーション&トークショー」が行われました。

 

今年の春、銀座ファッションウィークのイベントの一つとして

銀座三越とハーパーズバザー共催のナイトパーティで

桜の生け込みインスタレーションをさせていただいた際に

お客様から大きな反響を頂き、秋には紅葉の生け込みを是非!と

三越ご担当者様より熱望いただき、この日を迎えました。

ヴァイオリン、ギターの生演奏が入るこの日のイベントは、

振る舞われたシャンパンを片手に、皆様に訪れる秋を一足早くお楽しみ頂く大人の会。

空の花器が据え置かれ、大きな紅葉した枝ものが横たわる緊張感漂うステージに

観客の皆さんの期待感もますますアップ!

「皆様の心を動かせる、感動の生け込みを完成させる!」

ラダックチームの緊張感も最高潮に達し、ショーがスタートしました。

この特別な記念すべきイベントにご用意したのは

赤、オレンジ、黄色、緑・・・色とりどりに紅葉したドウダンツツジ、ナナカマド、

たわわに連なる実を実らせたウメモドキ、ツルウメモドキ、老爺柿。

ツンとした香りが秋の香りを運ぶ菊、マリーゴールド、アスターなどの菊類の花々。

ピンクの竜胆や赤く色づいた水無月、真っ白のエビデンなど、アクセントを添える花たち。

秋の紅葉の枝ものは、いわば枯れ行く瞬間を切り取ったもの。

それまでのちょっとした天候の変化により、その日に仕入れられる枝ものが変わってきます。

垂見はこのイベントのお話を頂いたまだ夏の暑い時期から、

市場に訪れるたびに信頼のおける問屋さんに相談、打合せをし

皆様に最高の紅葉をご覧頂けるよう、準備をすすめておりました。

市場の皆さんにその情熱が伝わり、

「垂見さんを一番に考えて、いい枝、入れましたからね!!」と。

仕入れの早朝にはトラックいっぱいに枝を積み込み、

銀座まで搬入してくださり、感謝のかぎりです。

春に桜が山いっぱいに咲く様子を、いにしえから日本では

「山笑う」と表現してきました。

一方、紅葉に彩られた秋の山を「山燃える」と、美しい日本語。

今回のインスタレーションでは、

秋の装いをまとった色鮮やかな山の賑わい、燃える山を銀座の街に。

との想いで生け込みさせて頂きました。

爽やかな秋の風を、この生け込みから感じていただきたいと

願いながら3mを超える枝と格闘するように・・・

生け込む時は無呼吸状態になるくらい、集中し枝ぶりを見て、

高さ、角度、前への張り出しなど一瞬一瞬で見極めていきます。

この日の為に用意された枝が一番美しく見えるよう迷いなく生けていきます。

花の神様が降りて来てくださったような、そんな神聖な感覚を感じながら・・・。

最後に作品に命を注ぐように、霧吹きで水分を補給します。

花々と会話するように霧を吹きくと、キラキラとさらに輝きお客様にご覧頂く準備が整います。

銀座に燃えるように輝く紅葉の生け込みを大きく完成させることが出来ました。

大きく張り出した枝の緊張感、たわわに実る秋色の実ものたち、

アクセントに添えた花々が優しさと秋の香りを運んでくれます。

山の賑わい、秋の風、それぞれの秋を銀座で感じて頂けることが

たいへん感慨深く、本当に感動的な一瞬でした。

完成までの垂見の一挙手一投足を息を呑み皆様ご覧下さいました。

多くの皆様に、感動しました!素晴らしい色彩ですね、来てよかったです!と感想を頂き、

これまで準備から数ヶ月、この瞬間を迎えるまで張りつめいていた緊張感がフッと吹き飛びました。

三越伊勢丹の大西社長も生け込みをご覧下さった後、

本当に素晴らしい、またこのようなイベントを継続し開催しましょう!

また皆様にご覧頂ける機会をつくります。と力強く仰ってくださいました。

これも温かいご声援をくださいました皆様、花問屋さん皆々様のお陰でございます。

本当にありがとうございました。

 

これからも日本の四季の豊かさを、心を丁寧に表現してゆきたいと思っております。

いつも心に太陽を。心に爽やかな風を。

心を込めて皆様にお届けしたいと思っております。

雑誌「ミセス」1月号掲載のご案内

12月8日(月)に発売となりました雑誌「ミセス」1月号に、
垂見圭竹を掲載をいただきました。

1961年に創刊して2016年に55周年を迎える「ミセス」。
1月号は「ミセス」にとって記念すべき年の始まりの号であり、
鈴木京香さんが素敵な和服をお召しのお写真が表紙です。

特集「目利きに聞くとっておきのお手土産」にて、
ファッションデザイナーや女優、実業家や着物作家など
様々な分野の「目利き」の皆様とともに、
垂見がお勧めする逸品をご紹介頂いております。

ミセスの担当編集者さんとは取材や撮影でこれまでも何度かご一緒させて頂いておりますが、
その際に垂見よりお渡しする気持ちばかりのお手土産や、
お越し頂いた時のもてなしを印象強く思ってくださったようで、
「この企画には垂見さんに是非ご協力頂きたい!」とお声掛け頂きました。

お好みやお贈りするシチュエーションなど、
お相手のことに考えを巡らせてお手土産をご用意いたしますが、
垂見が好んでお持ちする十数品をご推薦させて頂いたところ、
女性らしく垂見らしいセレクションだと、編集部の方で1つにお決めくださいました。

フラワーアーティストならではのメッセージカードを添えたお写真を掲載して頂いております。

どのお品をご推薦させて頂いたか・・発売中のミセス1月号を是非ご覧下さいませ。
他にも「正月は日本の宝 今、改めて日本のお正月」特集もお写真も美しく充実の一冊です。